お笑いが好き。
古くはダウンタウンから始まりさまぁ~ず、バナナマン、サンドウィッチマン、ラバーガール、千鳥、かまいたちなど好きな芸人はたくさんいる。
好きな芸人の大半はテレビで活躍するのにある芸人はちょっと変わっていてテレビはそれほどなのに単独公演は常に完売という人気コント師がいる。
東京03だ。
彼らはトリオで飯塚、角田、豊本の3人で構成されてる。
僕が知る限り3人とも確かにテレビに出てはいる。ネタ番組にも出ているけどテレビではどうしても彼らの良さは出づらい。その最大の理由は時間の短さにある。
2020年東京03は22回目の単独公演を披露した。動画配信サービスUNEXTを利用することにより2021年5月現在第5回目から20回目の単独公演まで観ることができる。それをすべて観たうえで彼らのコントははっきり言って長尺だ。20分以上のコントもざらにある。テレビで放送される5分以内のネタ時間はあまりに短すぎる。そんな東京03のおもしろさを少しでも伝えたい。きっと一度好きになったら他のコントも見たくなること間違いない。
(サムネイルはAmazonから引用しています)
東京03のネタはおもしろくない!?
東京03が好きと言ってもなかなか共感してもらえない。それは彼らのおもしろさとは別のところに理由があると思う。
まず3人に華がないとこだ。3人とも40代で見た目も普通。そのうち二人はメガネだ。絶対に若者ウケすることはない。
そして肝心なネタの部分にも問題がある。
まず前振りが圧倒的に長い。他のコント職人ならできるだけボケて笑いを取っていくところ彼らはじっくり演じてコントの世界観をしっかり届けてくれる。もはや役者同然。そのためはじまって3分ボケがゼロなんてこともある。もちろん笑いもゼロ。
オジサン3人がおもしろくない話を3分してるのをただじっと見るのはしんどいかもしれない。僕はもちろん全然見られる。それは前振りがあればあるほど後半の展開が楽しみになるから。彼らは劇ではなくあくまでもコントなので必ずボケる。一見テレビドラマのワンシーンのようなところからどうやって崩していくのかが03のおもしろいところでもあるのだ。
ただ、テレビのネタ番組用に時間を短く編集したパターンははっきり言って超微妙。本来のネタを知ってる立場からすると短縮バージョンは面白さも半滅してしまう。
つまり、
東京03は見た目に惹かれる感じがないのにネタ番組を見てもそれほどおもしろくないのでなかなか若者から支持を得られないのだと考えられる。
彼らのおもしろさを知ってもらうためには劇場版の長さのコントを見てもらう必要があるのだ。
東京03コント入門編
彼らのコントに興味をもったらとりあえずYouTubeから見てもらいたい。
しかもテレビ番組の違法アップロードではなく東京03の公式チャンネルを見てほしい。彼らのチャンネルには少しであるが単独公演の一部があがっている。2021年5月20日現在一番短いものでも7分17秒。ひとつのコントとしては長い方だけどこれで驚いてはいけない。いちばん長いのは30分を超えるのだ。さすがにおもしろいのかもわからないコントを30分見るのは酷だ。
というのも僕自身彼らのコントのすべてが好きと言うわけではないからだ。
ただ、他のコント師には真似できないおもしろさがあるのでぜひ味わっていただきたい。
ちなみに今YouTubeであがってるコントではじめて03のコントを見る人がいるのならば『二人の雰囲気』をおすすめしたい。このコントが一番好きというわけではないけど約10分でそれほど長すぎずちょうどいいかと。2人のミュージシャンとライブハウスの支配人のライブ後の打ち上げの話。10分のうち最初の4分ボケなし笑いなし。それでもちょっとそこは我慢して最後まで見てほしい。支配人のある質問がきっかけに話は急展開。
最後に
そのうち東京03マイベストと題しておすすめのコントをランキング形式で伝えたいと思う。
ではまた。