決してベストムービーになることはありませんが、いつも新しいアクションに挑戦してハラハラどきどきさせてくれるトムクルーズのミッションインポッシブルが好きです。6作品すべてまとめての紹介です。(サムネイル画像はAmazonから引用してます)
- トム・クルーズ主演の敏腕スパイ映画
- 感動はほぼゼロ。スリルと驚きを楽しむアクション映画
- 軽い気持ちでいつでも観れる作品
- 本作にストーリーの深みを求めてはいけません
- トム・クルーズをかっこ良く撮れるのはどの監督でしょう?っていう作品集
スパイ映画で何十年も続くシリーズものと言えば「007」かこちらの「ミッションインポッシブル」ではないでしょうか。007のジェームズボンドとミッションインポッシブルのイーサンハント。どちらも凄腕スパイの活躍を楽しむ作品です。2人とも大きな組織の一員でありハイテクのガジェットを使います。そして魅力的な容姿をしていて女好きという共通点があります。さらに強い正義感と執念深い性格というのも似てます。では2人の違いは何でしょうか?
- 自分が目立ってますが基本的にチームで動きます
- 変装が得意
- 派手なアクションが大好き
これがイーサンハントの特徴でしょうか。本当は極力殺人はしないというのも書こうか考えましたが2作目にして早くもジョン・ウーがぶち壊しました★
#15 ミッションインポッシブル
ミッションインポッシブル
基本情報
監督の紹介
ホラーからアクションまで幅広い作品を手がける巨匠ブライアン・デ・パルマ。代表作に「キャリー」、ケビンコスナーの「アンタッチャブル」などがあります。
概要
トムクルーズ主演ミッションインポッシブル記念すべき第一作目。
CIAの特殊諜報部隊IMFに所属する凄腕の若手スパイ=イーサンハントが内通者の罠にはまり濡れ衣を着せられ、真犯人を探すアクションの要素が強いサスペンス映画。
印象に残るシーン
当時衝撃を受けた変装マスク
ルパン三世のような見事な変装っぷり。マスクを取って”実はイーサンハントでした~”って演出が当時は驚きました。
リストを盗む宙づりのシーン
本作もっとも有名なシーン。CIA本部のパソコンからデータを盗む作戦。厳重なセキュリティルームにあり床を歩くことができないため上から宙づりになる方法を取りました。デジタルに囲まれた部屋にロープ一本でぶら下がり床に触れないように必死になる姿は滑稽でもあり息をのむシーンでもあります。
敵のヘリに飛び移るシーン
個人的に本作いちばん好きなシーン。劣勢に立たされた状態から起死回生します、それと同時にメインテーマが流れ
反撃を開始するイーサンハント。イーサンハントが新たなチームとして集めた一人、フランツ・クリーガー役。「レオン」とはまったくちがう野心家。くしゃみの印象が強い。
ミッションインポッシブル2
基本情報
監督の紹介
アクション映画を得意とするジョン・ウーは様々な作品において多用しているアクション表現が有名で本作においても健在です。例えば以下のようなもの。
- アクションシーンで白い鳩を飛ばす
- スローモーションの多用
- 二丁拳銃
代表作のおすすめ作品に「フェイスオフ」があります。
概要
製薬会社の博士が開発したウイルスとその治療薬が強奪される事件が発生。IMFはイーサンハントを中心にチームを作り奪還計画を立てる。
2作目は前作とはいろいろ大幅に変更。肉体改造をしたトム・クルーズがジョン・ウー監督のもとアクションてんこ盛りでお届け。ラブストーリーの要素もあり1作目と比べるとちょっとチャラいイーサンハント。
シリーズ通してもっとも劇場で観られた作品。世界でも大ヒットした。
印象に残るシーン
替え玉作戦
イーサンハント自身の変装マスクが登場。ネタバレになるため詳細は書けませんがこれにより実現できた作戦。急に変わるBGMもまたかっこいい。本作でいちばん盛り上がるシーン。
とにかくアクションシーンが多い作品。「アクアマン」並みでした。
「羊たちの沈黙」レクター博士でおなじみの名優がイーサンハントの上司役で出ています。出演シーンは短いものの存在感があります。
ミッションインポッシブル3
基本情報
監督の紹介
1998年大ヒット作品「アルマゲドン」は彼の脚本である。そんなJ・J・エイブラムスの映画初監督作品が本作。代表作「スターウォーズエピソード7」などがある。
概要
イーサンハントは現場を退き教官として勤め、私生活では本職を隠しながら婚約者と幸せな日々を送っていた。しかし、かつての教え子が捕らわれたことにより救出作戦として現場に復帰することになる。
3作目。前作のジョン・ウー色にだいぶ染まったカラーを薄めて、チームプレーを重視。イーサンハントも髪を切り婚約して落ち着いた模様。
印象に残るシーン
冒頭シーン
本作はイーサンハントが捕らわれた状態から始まります。
悪そうな男が女性に拳銃を向けて10秒カウントし始める。男はイーサンから何か聞き出そうとしている。イーサンの必死さから彼女が大切な人物ということが伝わるが何もすることができない。そして男が10数えたところで”銃声”とイーサンの”叫び声”と共にオープニングに移る。
非常に緊迫したシーンで映画に引き込まれる演出です。
本作の悪役です。46歳という若さで薬物の過剰摂取により亡くなってしまいましたが優しい目がチャームポイントの個性的な俳優でした。アカデミー賞も受賞したことがあり演技も評価されてる方でした。
ミッションインポッシブル/ゴースト・プロトコル
基本情報
監督の紹介
10代からアニメーション作品の制作を始め若いころから注目を集めていたアニメーション作家彼が監督した「Mr.インクレディブル」「レミーのおいしいレストラン」の2作品がアカデミー賞を獲得している。本作が自身初の実写映画監督作品。
概要
核兵器戦略家の危険人物”コバルト”に核ミサイルの発射コードの書かれたファイルが渡ってしまったため、IMFは訳あってモスクワの刑務所に囚われてるイーサンハントを救い出し、コバルトの正体を暴くために新チームでクレムリンに潜入する指令を出す。しかしコバルトに先手を打たれクレムリンを爆破されてしまいイーサンハントは爆破の濡れ衣を着せられてしまう。そのうえアメリカ合衆国は関与を否定。ゴーストプロトコル(=組織的活動を停止。援助をしなくなる)を発動。よってイーサンハントのチームは孤立しロシア諜報員からはテロリストとして追われる身となってしまう。
前作で結婚したはずのイーサンが刑務所に!一体何があったのか謎のまま始まる第4作
印象に残るシーン
世界一高い建物ブルジュ・ハリファをよじ登るシーン
映画とはいえ観るだけでゾッとするシーン。トム・クルーズはスタントなしでやったというから恐ろしいです。
本作の悪役”コバルト”の正体を演じる。「ジョンウィック」でも悪役を演じてるが本作よりよく喋り人間味のある役です。
ミッションインポッシブル/ローグ・ネイション
基本情報
監督の紹介
元々脚本家でもあるクリストファー・マッカリーは「ユージュアル・サスペクツ」でアカデミー賞を獲得してる人物。トムクルーズとは「アウトロー」などで既に何度も仕事をしている。
概要
謎の犯罪組織”シンジケート”を捜査する第5作目。
IMFの捜査方針が問題視され解体されてしまう。前作同様またもや支援がない状態で始まり、さらにイーサンハントは反逆者として指名手配されてしまう。
印象に残るシーン
冒頭、輸送機に積まれたVXガスを奪取するシーン
何者かが危険物を載せた輸送機を飛ばそうとしていた。そこをIMFが阻止しようとしたが止められず苦戦している。イーサンは走ってなんとか飛び乗ったがドアにつかまったまま輸送機は離陸してしまう。なかなか迫力のあるシーンです。
冒頭イーサンハントが訪れたレコードショップの店員、実際はIMF本部との連絡係。まぁべっぴんさんです。ちょい役でしたがこれからのご活躍に期待しちゃいますね。
ちなみにこのショップのシーンですが2人の会話の後ろお店の奥の方を見るとすでに本作の悪役シンジケートのボスソロモン・レーンの姿が見えてます。
ミッションインポッシブル/フォールアウト
基本情報
監督の紹介
前作と同じクリストファー・マッカリー。前作から2年後の設定。話が続いてるので前作を観た後での鑑賞をおすすめします。
概要
IMFは盗まれた3つのプルトニウムの回収を目前に、突如何者かの策略でプルトニウムを奪われてしまう。今回の任務は再びプルトニウムを奪い返し核爆発を未然に防ぐ任務。
次回作も既に発表されてますが、本作を観たところ予想外の人物が出てきたり今までの集大成のような仕上がりになっています。
印象に残るシーン
終盤イーサンが崖をのぼるシーン
2作目の冒頭で休暇にロッククライミングをするシーンを思い出しました。あれと比べると約20年。岩をつかむ後ろ姿は年を取りましたね。
イーサンの監視役として同行することになったウォーカーを助けるシーン
上空から目的地点まで移動する間、ウォーカーは気を失ってしまいます。落下しながら助け出そうとするイーサンがかっこいいです。
クライマックス
やはり最後ですかね。ヘリ版のカーチェイスを観てからはずっとハラハラさせられました。
前作でも出てた彼女ですが個人的には本作の方が特に終盤は美しくみえました。
感想・まとめ
エンタテインメント性重視の娯楽映画です。
今年57歳になるトム・クルーズですが続編があと2作既に発表されてます。楽しみですがアクションがどんどん派手になっていくので怪我のないようにしてほしいです。
Amazonプライムでは5作目まで観ることができます。(2019年4月2日現在)
最後までご覧いただきありがとうございました。