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ミスチルの名曲は今でも心に響く!官能的なラブソングyouthful daysの歌詞を解説

最近はYOASOBIやらAdoの音楽を聴いたりで昔の曲を聴くことは減ってしまいました。それでも先日久々にミスチルを聴いたらやっぱり良かったので30過ぎのおじさんが自分なりの解釈を書いていきたいと思います。

紹介するのはずっと大好きな曲。Mr.Children「youthful days」

ミスチルの愛称で1990年代から活躍し続けるバンドです。そんな彼らが2001年に発表した楽曲です。当時彼らが出していたアルバムは全曲聴くほどハマっていました。その中でもいちばん好きな曲を紹介します。

サムネイル画像はAmazonから引用してます。

基本情報



2001年11月7日発売

 

作詞・作曲 桜井和寿

 

フジテレビ系ドラマ「アンティーク ~西洋骨董洋菓子店~」主題歌


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当時を振り返って

僕は学生時代音楽を聴くことが大好きで様々な音楽を聴いていました。特にその年流行った曲はとりあえず聞いてみるいわゆるミーハーでした。

僕が音楽に興味を持ったのは1990年代中盤。当時小室ファミリー全盛期。trf、安室奈美恵が若者に絶大な人気を誇っていました。そんな小室哲哉が新しく組んだユニットglobeが大人気で出す曲なんでも売れる時代。

90年代後半に入るとビジュアル系と呼ばれるロックバンドが頭角を現します。GLAY、L‘Arc~en~Cielなど。

さらに天才と呼ばれた宇多田ヒカル、女子高生から絶大な支持を得た浜崎あゆみ。アイドルだったらモーニング娘。

もちろん他にもたくさんのアーティストがいました。ZARDやDREAMS COME TRUE、福山雅治、ここでDrgon Ashなんてあげたらもうキリがありません。

そんな中でもずっと売れ続けてるグループもいます。サザンオールスターズ、B’zそしてMr.Childrenです。彼らは出す曲なんでも売れる状態。

そのまま21世紀を迎えます。今回紹介する曲はミスチルの21世紀2枚目のシングル曲です。

ドラマのタイアップとして使われた曲です。こちらのドラマもなかなか変わってました。ミスチルの全面バックアップで彼らの楽曲が至る所で流れていました。

こちらのyouthful daysは彼らの曲の中では売り上げとしてはぼちぼちです。平均的な売れ行きと言ったらいいでしょうかもちろんヒット曲です。もっと売れた曲がたくさんありますがそれでも彼らの音楽の中で僕はこの曲が一番好きです。

youthful daysの意味とこの曲が好きな理由

この曲が好きな理由の一つは曲そのものにあります。軽快な曲調で爽やかな疾走感があります。

そしてもう一つは印象的な歌詞です。

youthfulとは「若い」「若々しい」という意味があるので若かりし日々といったところでしょうか。

この曲ラブソングと伝えましたが、強い願いが込められた歌でもあります。

感覚的には初めて女性とお付き合いした男性。或いは女遊びが激しかった男が人生が変わるほど心底惚れた女性に対する思い。そんな印象を受けます。いずれにしても口下手なのかと。その証拠にこの曲には【好き】も【愛してる】も【I love you】も一切出てきません。ラブソングというより強い願いと記述したのは本人を目の前にして伝えているというよりも、一人で彼女のことを想い。いや、寝ている彼女の横で強く想ううたなのではないかと考えます。まっすぐな気持ちがまた好印象です。

youthful daysの解釈

にわか雨が通り過ぎてった午後に

水溜まりは空を映し出している

二つの車輪で僕らそれに飛び込んだ

羽のように広がって 水しぶきがあがって

君は笑う 悪戯に ニヤニヤと

僕も笑う 声を上げ ゲラゲラと

爽やかな光景ですよね。”二つの車輪”てことは二人乗りですかね。自転車2台を2つの車輪と言ったのかも知れませんが僕の中では、にわか雨のあと太陽も出てきて水溜まりは鏡のように反射して空が映っている。そこへ二人乗りしたカップルが楽しそうに通過していく。”悪戯に”というのは彼女の笑い方を言っているのか。そうじゃなければ彼女が水溜りの上を通過するように指示したか、或いは自転車を運転してるのが彼女で後ろに乗ってるのが男だったり。いずれにしても微笑ましい限りです。

歪んだ景色に取り囲まれても 

君を抱いたら 不安は姿を消すんだ

若さゆえに余計なことまで考えてしまう。それでもあなたを抱きしめたら不安な気持ちを忘れられる。

胸の鐘の音をならしてよ

壊れるほどの抱擁とキスで

あらわに心をさらしてよずっと二人でいられたらいい

ここがサビになります。僕は”胸の鐘の音”を聞いたことはありませんが強く抱きしめてキスをすることで鳴らせるもののようですね。本当の気持ちを聞かせてほしいという思いでしょうか。

”サボテンが赤い花を付けたよ”と言って

”急いでおいで”って僕に催促をする

何回も繰り返し僕ら乾杯をしたんだ

だけど朝になって花はしおれてしまって

君の指 花びらを撫でてたろう

僕は思う その仕草 セクシーだと

2番から官能的な部分が強くなります。そう考えたらなんでもいやらしく聞こえてしまうのですが”乾杯”が男女の『行為』を指すのだとしたらサボテンも比喩なんじゃないかと。そしたらいちばんすごいのは”サボテン”が『彼女』自身という場合でしょうか。花とは?花びらとは?考えると想像が膨らみますね。

表通りには花もないくせに

トゲが多いから 油断していると刺さるや

彼女の見た目のことを言ってるのか性格のことなのか。”花がない”が『華がない』ということなら一見美人てタイプではない。”トゲが多い”地雷が多くてちょっとしたことで喧嘩になったりするのかな。それでも”刺さるや”という言い方がそれほど気にしてない印象を受ける。『たまに刺さったりするけどね~』くらいの軽い感覚。

胸の鐘の音を鳴らしてよ

切ないほどの抱擁とキスで

乾いた心を濡らしてよ

ただ二人でいられたらいい

サビに戻ります。また、どうにか鳴らそうとしてますね。先ほどの激しさでなく今度は”切ないほどの”悲しさ苦しさもあります。もう駄目になってしまいそうです。

生臭くて柔らかい温もりを抱きしめる時

くすぐったい様な乱暴に君の本能が応じてる時

苦しさにも似た感情に もう名前なんてなくていいんだよ

日常が押し殺してきた剝き出しの自分を感じる

そして問題のパートですね。比喩は使わず感情を極力紳士的な表現で『行為』そのものを描写してます。普通にえっろ~って思いました。”生臭くて柔らかい温もり”とは『気分が高揚してる彼女』。そして最後の一文は強く共感できます。”日常が押し殺してきた剥き出しの自分を感じる”いつもは世間体を気にしたり優しい男を演じたりまわりに気を遣ったり、嫌われないようにとか抑えていた自分自身の解放です。

繋いだ手を放さないでよ

腐敗のムードを かわして明日を奪うんだ

この曲のいちばんメッセージ性の強い最後のサビへ向かうパートです。若さゆえ不安なことだらけ。それでもあなたとこれからも一緒にいたい。あなたがいれば未来を変えられる。

胸の鐘の音を鳴らしてよ

壊れるほどの抱擁とキスで

あらわに心をさらしてよ

ずっと二人でいられたらいい

いつも二人でいられたらいい

最後サビで終わるわけですがいかがでしたか?若々しく勢いがあって欲望のままにまっすぐで経験不足ゆえに不安だらけそれでもあなたが必要でこれからもそばにいてほしい。そんな歌です。

以上今日は学生時代よく聴いていたMr.Childrenの中で僕がもっとも好きな曲youthful daysを紹介しました。彼らの歌詞は独特で紐解いてみたくなる楽曲が多いです。気になった方は他の曲も聞いてみてください。

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