デート

春の東京デート 前編 (東京スカイツリー・すみだ水族館)

桜が近所で満開になった。

暗いニュースが多いのでそのぶん桜がいっそう鮮やかに見えるのは自分が歳を重ねてるせいかもしれない。

どちらにしても桜がキレイに咲いてるというだけで外に出かけたくなる要素の一つを作ってくれる。久々に同居人と休日が合ったので出かけてみることにした。

僕らのデートの計画はいたってシンプル。どちらかが行きたい場所を提案する。その周辺、あるいはそこまでの経路で行ったみたいところを付け足していくといった感じだ。

今日は彼女がすみだ水族館に行きたいと言ったので僕は気楽である。

すみだ水族館はスカイツリーにあるのでそれだけで暇を持て余すことはないし下町は歩くだけでいつもと違う気分を味わうことができリフレッシュできる。

自宅が板橋区なので地下鉄を使えば往復500円で行ける利便性もいい。

僕らのデートは基本朝が早い。

僕が早起きというのもある。仕事がら普段5時に起きるため休日でも7時より遅くまで寝ることができない。時間を無駄にしてる感覚もあるけどそれ以上に朝日が好きというのもある。すみだ水族館は現在入場制限があるのでネットで予約して9:30~10:00入館を目指す。

生憎今日は曇りでちょっと残念な部分もあるけどこういう日のことを花曇りという。”花曇り”とは春の季語で桜の咲く今の時期の曇り空を指す言葉で明るい曇り空を呼ぶことが多い。この言葉を知ったところで天気は曇り空であることに変わりはないけども今しか味わえないものなんだと言い聞かせればまあ気持ちの面でマイナスにはならない。そんなことを思いながら桜並木を歩く。

すみだ水族館

9:40押上駅に着く。

スカイツリーは駅から直結なので地上に出たらもう目の前がスカイツリーだ。すみだ水族館までは少し歩くけどこの道を歩くことで期待が高まっていく。

料金は大人2300円。水族館としては普通の金額かな。個人的には満足できる料金。決して高くはない。ちなみに2回行けば元が取れる4600円の年間パスポートも魚好きならアリです。

今関東圏で最も好きな水族館かも

すみだ水族館は決して広くはない。ショーもない。品種も多くないけど何故か長居してしまう理由がある。

中に入るとまず自然水景エリアに踏み込む。ここは単純に管理の行き届いた超大型の熱帯魚水槽だ。熱帯魚屋さんに行けばよく見かける魚ばかり。ただ、水槽が驚くほど綺麗だ!

これがすみだ水族館が好きな理由のひとつ。見とれる程綺麗な水槽。

彼女が「魚飼ってみたいなあ。」とつぶやくほど、ハイクオリティだ。

彼女が好きなエリアでクラゲのコーナーがある。ゆらゆらしてるのを見ると落ち着くらしい。僕は水族館で唯一苦手なのがクラゲだ。クラゲの展示は当たり前のように暗闇でライトアップさせるのが定石だ。すみだ水族館も同じで何百匹ものクラゲが暗闇の中光っている。僕は子供の頃海でクラゲに刺された記憶があるため一種のトラウマになっている。展示の仕方は神秘的ですごいと思う。

クラゲエリアを抜けるとメインの小笠原大水槽。2階まで吹き抜けになってるよくあるタイプの大型水槽。上から見下ろしてもいいし、下で座ってみることもできる。他の水族館と違うのは暗い気がする。あとはやはりキレイ。上の方をサメが泳いでたりして小魚を襲ったりしないのか少し気になる部分はある。

ペンギンたちのそれぞれのストーリー

隣のサンゴ礁エリアを抜けるといよいよお待ちかねのペンギンエリア。

正直ペンギンを見るためにすみだ水族館に来たと言ってもいい。マゼランペンギンが屋内で飼育されてる。同じ空間で。こちらも小笠原大水槽と同じで吹き抜けになってる。しかも真上から見えるので楽しめる。彼らは腕にバンドをしていてその色で識別ができるようになっていてしかもペンギンの相関図とやらが貼られているのでこれを見ることによって

「あの2羽は夫婦なんだ」

「親子で仲良く一緒にいる」

「兄弟喧嘩してる」

「不倫相手と一緒にいるぞ」

といったペンギンたちの物語が見えるわけで。

ずっと1羽で単独行動をとってるやつとか気になったりして名前を確認してずっと追っかけるのも楽しい。

名前を覚えたらまた見に来たいと思うし。

あと、同じフロアにペンギンがいる割には臭くない。

まあちょっと薬品の匂いがしたけどもそれは許容範囲だったりでなんかじっくり見ちゃいましたね。

最後は金魚エリアで金魚の歴史を学んで帰ると。

金魚はフナの突然変異から始まったというのが今日勉強したことです。

滞在時間は1時間半くらいかな。見るものが少ない割にはすごく楽しめてる方だと思います。

興味がある方は割引情報でおすすめの記事を貼っておきます。

星乃珈琲店 東京スカイツリータウン・ソラマチ店

10:50朝ごはんも食べてなかったのですみだ水族館の真下にある星乃珈琲で休憩。

まだモーニングを頼める時間だったのでお互いにコーヒーのモーニングセットで。トーストとゆで卵がついて580円。まあまあ星乃珈琲は安いイメージはないのでただこのおしゃれな雰囲気をコーヒー片手に楽しむ場所としてくる感じ。普通のゆで卵に塩をかけて食べる。たまに食べるとうまいなあ。

ここでお昼ごはんを人形町で食べようという話になりソラマチを歩いて地下鉄に戻ることにします。

東京スカイツリー・ソラマチ

11:40

デッキを歩くと巨大な東京の地図らしきものが建物の中にあることがガラス越しに確認できちょっと寄り道。

近づいてみるとデジタル絵巻というもの簡単にいえば”動く”ウォーリーを探せ!的なもの。全部で5問くらいあって始めると全部見つけたくなる。気付けば15分ほど経ってました。

ソラマチに戻りウィンドウショッピング。あまり見たことないお店や変わってるものが売っていて結構楽しめる。最後はいつも1階のアクアフォレストという熱帯魚屋さんに寄って帰る。狭い店内にはたくさんの種類の生き物がいていつも楽しませてくれる。個人的にはすみだ水族館はこのお店とセットで一つの水族館だと思ってる。

お腹が空いたところで人形町へ移動。次回・後編では人形町のくいだおれ方を伝えたい。

今日もご覧いただき有難うございました。

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