ジャイアントパンダに双子の赤ちゃんが生まれたということで話題になってる上野動物園ですが2022年5月24日から予約なしで入園できるようになったので早速行ってきました。つい数か月前までは行こうと思ってホームページを見ると早くても1週間先じゃないと入園すらできない状態でした。
私は幼少期以来の来園。大人になってから訪れる上野動物園にいろいろな思いがあります。
これから来園される方へ少しでも参考になるようにこちらの記事を送ります。
動画もぜひご覧ください
上野動物園の基本情報
国内初の動物園として1882年に開園された上野動物園は今年で140周年。誰もが人生で一度は訪れる動物園なのかなと勝手に思ってしまうものがあります。
その理由としてまずは立地ですね。新幹線も通る上野駅から徒歩5分という利便性。地方の動物園は土地が必要な動物園を作るとなると駅の近くにはなかなか建てられませんね。それが美術館や博物館が並ぶ上野にあるということで非常に訪れる方が多いです。
入園料も魅力の一つ。都営動物園ということで大人600円。よく水族館に行かれる方は比較して動物園は安いと感じるかもしれませんが600円という金額は動物園の中では至って普通です。国内を探せば2000円を超えるところもありますがその反対に江戸川区自然動物園のように入場料無料の動物園もあります。
広さはおよそ14ha東京ドーム3個分とのことで歩くと時間が掛かりますがこれも動物園としては特別広いわけではありません。多摩動物公園やズーラシアの方が倍以上あります。ただゆっくり歩く分にはちょうどいい気もしました。
9:30から17:00(入園券の販売は16時まで)※動物によっては15:00過ぎると見られなくなるものもあります。
月曜日(月曜日が祝日や振替休日、都民の日の場合は営業。翌日が休園日となります)、年末年始
一般 600円
65歳以上 300円
中学生 200円
都内在住の中学生/小学生以下 無料
※詳細はホームページをご覧ください。
ジャイアントパンダの鑑賞について
上野動物園といえば2021年ジャイアントパンダに双子の赤ちゃんが生まれたということでニュースになりました。上野動物園には5頭のジャイアントパンダがいます。
リーリー/オス
シンシン/メス
2017年、この2頭の間に生まれた女の子がシャンシャンです。
そして2021年6月23日シャンシャンに兄弟ができました。
シャオシャオ/オス
レイレイ/メス
そして鑑賞するのに予約が必要なのは母親のシンシンと赤ちゃんのシャオシャオ、レイレイです。
つまり父親のリーリーと双子のお姉ちゃんシャンシャンは予約なしで見ることができます。
園内の見どころ
私のまわり方だと5時間掛かりました。そのことを念頭に置きつつご覧ください。
平日開園から30分が経過してます。10:10に到着。まず上野駅の正面に位置するメインゲートを通って東園からまわります。
ジャイアントパンダのシャンシャン
門を通るとまずジャイアントパンダの双子のお姉ちゃんシャンシャンが見られます。ここで一つの選択肢が与えられます。シャンシャンを見るには撮影OKの列とNGの列に分けられます。OKの列はNGの列より後ろ側ですが段差があり高いところから見られるので望遠レンズを持ってる人が多かったです。またこちらの列は写真や動画を撮るということで時間が掛かり行列ができています。私たちは並びたくなかったので撮影NGの列にしました。こちらの列は並ぶ必要がなくすぐにパンダを見られましたが立ち止まってみることができず「パンダいた!」って思った時にはもう外に出てました。座って笹かじって想像通りのパンダでした。写真撮りたい気持ちもありましたがあの行列は30分から1時間以上並ぶかもしれないと思うほど並んでいたのでまあいいかなと思ってます。
カワウソ
パンダの次はカワウソの檻です。檻からトンネルが出ていて檻の前にある水槽に繋がっています。水槽もトンネルも透明で中を泳ぐカワウソを近くで見ることができます。ファンサービス旺盛でしばらく見やすい水槽の中にいてくれたので表情や綺麗な毛並みの一本一本まで見ることができました。
トラ
立派な猛禽類の前を通ったあとはトラの森です。ここはちょっと広くて見てる人は多いのですがトラの位置によっては全然見られません。遠くをぐるぐる歩いていた印象です。
ゴリラ
トラの隣にあるゴリラは見られるポイントが多くてどこかしらから見られると思います。はしゃぐ小さなゴリラとずっと寝転がってストレッチしている大きなゴリラが見えました。体の場所によって毛深さが全然違っていて面白いです。
ホッキョクグマ
ホッキョクグマはこの日はハズレでした。ガラス越しにしか見ることができなかったのですがホッキョクグマはできれば水に入る涼しいところで見たかったです。かわいそうなほどよだれダラダラでした。
ゾウ
ゾウも人気のエリアです。大きいけどちょっと遠かったです。親子が見れたのはよかったです。
シカ
ここで一度入口まで戻って正面左手にあるシカのエリアにいきました。どうしてもメインゲートを通るとジャイアントパンダの方へ行ってしまうのですが左側に沿って歩くとシカがいます。ガラガラでした。近くに五重塔があったり池でコイが泳いでたりして上野動物園でもここはひとつの撮影スポットのような気がします。撮り方次第で日本らしさが出るのではないのでしょうか。
バイソンの前で大量発生するプレーリードッグ
しばらく奥にバイソンがいることに気付かなかったという人も多いのではないでしょうか。それほど目の前一帯に大小さまざまなプレーリードッグがお食事してます。東園で一番歓声があったと思います。隔てるガラスもないし。望遠レンズなしでもしっかり表情が見れます。お食事の仕方もそれぞれ。がむしゃらに食べる子もまわりを警戒しながら食べる子も。小屋の屋根に上ってまわりを監視してるプレーリードッグもいて役割があるようでおもしろかったです。後ろにいるバイソンはつまらなそうでした。
さるやまキッチンでお食事
気付けば13時。もう3時間近く歩いてました。さるやまキッチンというレストランがあります。お腹もすき値段はお高めですが園内でお昼にします。ちなみにお弁当の持ち込みもできるとのことです。私たちが頼んだのは東京X角煮丼¥1320と伊達鶏ナゲットポテト¥600の2点。猿山の前にあるテーブルでゆっくりごはんにします。食べかすは落とさないようにしてください。園内にいるハトが寄ってきますので注意です。猿山の上の方にサルがいてボス猿かな。たまに目が合う気がしながらのお昼もおもしろいです。肝心のごはんの味ですが正直悪くないです。特に600円のナゲットはすごく美味しかったです。ケチャップとマスタードで食べたのですが意外にジューシーで驚きました。
イソップ橋を渡り西園へ
後半戦5分ほど歩いて西園へ向かいます。東園と西園を結ぶモノレールは動いてませんでした。このモノレールも国内初のモノレールで経年劣化のため令和元年から運休とのことです。しかし歩いて西園に行くといいこともあります。両園を繋ぐイソップ橋を渡ると西園を高台から見下ろすことができます。坂を下る前に一度見渡して見てください。
ジャイアントパンダのリーリー
西園に到着したらまずはパンダのリーリーに会いに行きます。私たちは今回双子の鑑賞予約をしてませんが父親のリーリーは見ることができます。それでも日にちがあらかじめ決まってるのなら親子の鑑賞予約をした方がいいかもしれませんね。きっとかわいいのでしょう。リーリーは子作り後のお父さん。一仕事終えた感じでだらだら寝転がってました。シャンシャンの方が動いてました。並んだ時間は10分ほど、リーリーは撮影OKです。お父さんの方が人気はありませんね。撮影をするとどうしてもガラスに自分たちが映りこんでしまうのが残念でした。
ハシビロコウ
ペンギン、カンガルーのあとに見えてくるのが動かない鳥でお馴染みのハシビロコウ。動かないのをいいことにスケッチしてる学生さんもいました。ところがここのハシビロコウは結構落ち着きがなく歩き回ることはなくともよく動いてました。スケッチするのも大変だと思います。
小動物館
人気のレッサーパンダの後は小動物館へ。ネズミやミーアキャット、コウモリなどがいます。赤ちゃんを抱えて移動するサルがいてかわいかったです。名前は忘れましたがこの画像の子もなかなかの愛嬌を持ってます。
カバ
コビトカバの隣のプールで泳ぐ巨大カバ。全貌を見たかったのですが今日は暑いこともありプールから出てきてくれませんでした。
サイ
キリンの隣にいる際は5分に一回奥の壁に向かって大量のおしっこを掛けます。引くほど。
キリン
とにかくよく走るキリン。こんなに走るキリンは初めてです。ちなみにこの隣にオカピがいます。上野動物園は世界三大珍獣のジャイアントパンダ、コビトカバ、オカピが展示されてます。
両性爬虫類館
最後に両性爬虫類館は行っておきましょう。15:00で閉まるので注意が必要です。私たちは閉館15分前に入れました。見どころは3つに絞りました。まず入ってすぐ右手の水槽にいる巨大ワニ。この水槽なぜか傷だらけなんです。えっとどなたがこの傷を作ったのでしょうか、、、。そして水槽の中には大きな池があり魚も一緒にいます。ワニのエサなのでしょうか?気になることが多い水槽でした。次に見ておきたいのは館内一番奥にいるガラパゴスゾウガメ。国内で見られるのは上野動物園だけらしいです。立派な甲羅を持つ亀で人が乗っても大丈夫そうな巨体でした。最後に出口付近にあるオオサンショウウオ。脱皮したのか指の形がしっかりしてる河が水槽内をゆらゆらしてました。
最後に
私たちはこのルートで約5時間掛かりました。10:10から15:30。2人で使った金額は交通費と入園料1200円お昼が1920円麦茶を自販機で買って140円。合わせて3260円。一応水筒は持って行ったのですが全然足りませんでした。次回行くときは水筒2本とお弁当も持っていきたいです。そうすれば入園料1200円と伊達鶏のナゲットだけ買って1800円に抑えられます。
全体的には満足してます。1日歩くので彼女にはスニーカーで来てもらい帽子もあった方がいいです。私は虫よけしていけば良かったなと思ってます。二人とも蚊に刺されてました。
以上、おすすめのデート上野動物園を紹介させていただきました。最後までご覧いただきありがとうございました!