『ユダヤ人大富豪の教え』から学ぶ人生の成功法【読書素人の要約】

人生を変えたいと思い始めたオーディブルによる読書ですがこれが６冊目になります。

今回の聴書は本田健さんの『ユダヤ人大富豪の教え　幸せな金持ちになる17の秘訣』有名な本です。本屋に必ず置いてる一冊。こちらを素人が要約していきます。

なお、例によって今回もオーディブルを使ってます。

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『ユダヤ人大富豪の教え』の基本情報

著者　本田健

2003年発行

大和書房出版

偉大な人物のもとに弟子入りし、密度の濃いレッスンを受ければ、きっと人生は飛躍的に変化する――そう考えたことはないだろうか。もし読者が、「わかってはいるけれどなかなか出会いがない」というなら、ぜひ本書を手にとってもらいたい。きっと人生で成功するためのヒントが見つかるはずだ。

   本書は、大ベストセラー『「幸せな小金持ち」への8つのステップ』以来、数多くのベストセラーを生み出してきた著者の最高傑作ともいえる1冊である。著者は、経営者、投資家、はたまた作家として成功を収めているが、その思想や行動様式の根源には、ユダヤ人大富豪のメンター（助言者）の存在があった。著者が学生時代、アメリカで出会ったという大金持ちの老人、ゲラー氏の教えを対話形式でつづったのが、本書『ユダヤ人大富豪の教え』である。

   本書のなかで著者は、「3日以内に1000人分の署名をもらう」「電球を1000個売る」など、数々の課題を乗り越えながら、お金持ちになるための心構えや手法を学んでいく。困難にぶつかったときに創造的なアイデアを出せるかどうか、自分らしい人生を生きることに集中して、お金のことや成功することを忘れられるかどうか、自由人と不自由人で異なる人生のルールを受け止められるかどうか…。含蓄に富んだ言葉は枚挙にいとまがない。こういった心構えのほかにも、セールスの秘訣やスピーチの極意、人脈作り、お金に関する知識など、成功に必要なノウハウにも、具体的に触れている。

   お金のリテラシーをわかりやすく示した点は、これまでに出された著作と同様だが、著者の具体的なアイデアを示した点が目新しい。また、老人との「対話形式」を採用することで、あたかも自分が大富豪の教えを受けているかのような感覚になるのも、本書の大きな魅力であろう。久々にファンならずとも楽しめる本格的な1冊が登場したと言えるだろう。（土井英司）

引用元：amazon

『ユダヤ人大富豪の教え』から得た気づき

本書は２０年前の本でありながら今もたくさんの方に読まれてる大ベストセラーです。

内容は目から鱗のことばかり、『夢をかなえるゾウ』と同じで対話構造になってるので物語としてスッと入ってくるタイプです。実業家のおじいちゃんから成功するために何をしたらいいのか具体的な話を聞けるものとなっています。

それでは要点をまとめていきたいと思います。

好きなことをして自分らしい人生を送る

おじいちゃん（以下ゲラー氏）は実業家として成功するには・戦略・実行・情熱の３つが欠かせないと語っている。そしてその一歩目として得意なことではなく好きなことをすることを強く勧めています。

人は好きなことをしてる人を応援したくなるもの。花屋で働くのが好きで花屋で働いてる人はそれだけで一つ満たされてるものがあり、どのようにしたらお客さんを喜ばせる事ができるだろうかとサービスを考えるようになる。一方、経営が得意で花屋さんで働く人の場合どうしたら利益が生まれるかという考え方になる。どちらも成果が出る可能性はもちろんあるが興味深いのは成功後の話。どちらも独立して自分の店を持つ。

後者の方が成長スピードは早いのかもしれないがどんどん事業を拡大していく可能性がある。拡大思考の人は稼いでも稼いでももっと、もっとというマインドになる。いずれキャパオーバーになっても続けた結果ボロボロになってしまうケースが多い。得意であっても本来好きでないと、いくら社会的に認められても素直に喜べなくなってしまう。

前者は拡大思考になりにくい。理由は「好き」で始めた事なので稼ぐ事が目的ではない。適正規模の方が自分らしく好きなことに打ち込めることを知ってるからだ。

会社の成長より人生の意味を考える事が大切だということ。

ちなみにゲラー氏は成功するためには「金のことや成功を忘れろ」と矛盾したようなことを述べている。これは金や成功に執着しすぎると自分らしい人生を蔑ろにしてしまうから。夢中になれる情熱があれば過程を楽しむ事ができる。

そしてここでいう好きなこととはワクワクドキドキするようなものではなく、もっと静かで落ち着いたもの。周りが評価してくれなくてもやるだけで楽しくて仕方ないことだとゲラー氏は言う。

思考と感情の力を知る

『思考が人生を作る。感情が人生をコントロールしてる。』

頭にないことは達成されない。やりたい事があるならそのことをどんどん頭に入れていく必要がある。疑い深いが多くの成功者が語っている。楽しいこと、新しいチャンス、豊かさ、やりたいこと、なりたいものを想像する。逆にネガティブな要素ばかりだとどんどん悪い方向に向かっていくのだという。

更に感情のコントロールが成功には大事な要素。実際に世の中が何も変化してなくても思い込みで不安になるとなかなか頭から離れないし集中力も落ちる。

これは紙に感情を書き出すことで客観視できるようになる。

ネガティブにフォーカスすると吸い寄せられてそちらへ向かってしまう。

感情や思考が人生を奪うほどパワフルだと言うことを知る。

セルフイメージを高める

自分は金持ちになれる人間だと思うと金持ちに近付いていくと言うもの。

しっかり理想をイメージする。そうすると人脈やチャンスは集まるようになるという。

ものや人を見る目を養い直観力を高める

世の中には流れがある。そして景気は循環する。傲慢になった時に下落は始めっている。とにかく長い目5年、10年で見る事が必要。

上手くいってる時とダメな時があると言うことをわかってるだけで今は我慢の時、進まずに耐えようとなる。

様々な人と会い5分でその人を見極めるようにと言う。コツは眼を見ること。笑顔が不自然な人も注意。それを判断するための力が直観力だがこれは経験を重ねるしか身につかないとのこと。

多くの人に気持ちよく助けてもらう

自分でできることも巻き込んでみんなに助けてもらう。どんなに学ぼうとしてもその道のプロには敵わない。お願いした方がいい事がある。一人でなんでもしない事が大切。

そして本書では金持ちになるための中に奥さんを大切にすることも非常に重要だと書かれている。マスターマインドといい複数の心を合わせることで強いエネルギーになると言うもの。また、別れて不幸になるとお金を使ってしまうもの。ゲラー氏が住むアメリカは慰謝料が多額のため離婚すると大変だという。大切にしてるポイントが５つある。

①問題があればできるだけその場で、その日に解決する。

②何事も二人の合意で決める。

③お互いの存在に感謝する。

④自分の幸せに責任を持つ。

⑤共同体である。どちらが稼いできたとかではない。

以上がパートナーシップの力を使うためのポイントですが夫婦仲良くやっていく秘訣を聞いてる気分です。

実践すること

本書を読んでためになることを３つやってみたいと思います。

アイデア帳を持つ

成功者はみんなアイデア帳を持っている。20年前の話ですが僕は今でもデジタルとアナログをうまく使いこなす事が大切だと思っています。『アウトプット大全』にて閃きは30秒で失ってしまうと書かれてました。そして本書ではクリエイティブなアイデアが成功を約束すると述べています。これはもうノートとペンを持ち歩くしかないでしょう。