息抜き

令和に見る「古畑任三郎」が今でも最強のドラマだという理由

久々にドラマの話をしようと思います。

僕は90年代から2000年代に掛けてテレビをよく見てました。好きなドラマを一つに絞ることなんてできません。ただ、今でも「古畑任三郎」が最強だと思ってます。

それは圧倒的に汎用性が高いドラマだからです。

(サムネイル画像はAmazonから引用してます。)

古畑任三郎 基本情報



1994年から2006年までフジテレビ系列で放送

脚本 三谷幸喜

主演 田村正和

当時日本の刑事ドラマにしては珍しく初めから犯人が誰かわかってる状態で物語が進んでいく倒叙者という形式。性格に一癖あるが頭脳明晰な刑事・古畑任三郎がアリバイやトリックを見抜いていく犯人との駆け引きが見もの。


古畑任三郎が最強のドラマである理由

ミステリアスな二枚目俳優・田村正和の魅力

僕の世代、あるいはそれ以降の方は田村正和の出演ドラマはファンの方を除いてあまり知らないと思う。僕も同じで正直全然知らない。

でも一回見てしまったら引き込む力はえげつない。ダンディな容姿、真面目そうなイメージの役者というイメージ。そんな方が気さくな雰囲気を出しつつ犯人にじわりじわりと近づき、場合によってはわざとイライラさせて相手の心を揺さぶります。

推理をするときの真剣な顔。

部下である今泉とのコミカルなやり取り。

犯人には敢えて笑顔で接して、謎が解けた後は犯人との一騎打ち。

様々な表情で引き込んでくれます。また普段バラエティ番組に出ない方だったので私生活は明かされてません。なのではっきり言って田村正和は僕の中では古畑任三郎です。

当時既に50代の田村正和、僕は彼のことを何も知らない。そんな僕がハマってしまうのは彼の魅力なしにはありえないと思います。

物語の魅力

主役が素敵なのはもちろんですがやはり物語の面白さが大きなポイントです。

毎回視聴者に向かって語りが入ります。その後、オープニングを挟み物語が始まる。

内容も基本的には型が決まっていて始まりは犯人が計画的、あるいは突発的に人を殺めてしまうところから始まります。その後事件が明るみになって古畑が登場。トリックやアリバイを暴いたところで再度古畑はカメラ目線になり視聴者に語りかけます。

そしてクライマックスへ。犯人と古畑の一騎討ちが僕の中では一番の見どころです。長台詞の言い合いが見ていて堪りません。

今まで和気あいあい、あるいは平行線を保っていた古畑と犯人。そこへ古畑が犯人へ「犯人はあなたですね」(セリフは毎回異なる)と断定します。犯人は当然証拠を出せと自信満々に言うのですが古畑が一枚上手で犯人は自白。事件解決。メインテーマが流れエンドロールと言う展開です。

言ってしまえばワンパターンですがだからこその安心感があります。

そしてここ一番で使われるお馴染みの音楽が更に盛り上げてくれます。

最強ドラマという一番の理由は『誰がいつ見ても楽しめる』ということ

あなたの好きなドラマはなんですか?僕はここ10年以内のドラマだと半沢直樹が一番好きですが人によっては難しいと思う人もいます。

いつも一緒にドラマなんて見ない人でも古畑は楽しめます。

理由①1話完結

過去に登場した話題がまた出てくることはありますが基本は1話完結なのでどの話からでも見られます。

理由②家族みんなで見られる

毎回殺人事件が発生しますがショッキングな描写はほとんどないと思います。また性的な描写、会話もほぼなく気まずい雰囲気にもなりません。

理由③大物役者の犯人役が見れる

主役級の役者が毎回犯人役で出ます。他のドラマでは見られない演技を見られるのもこのドラマの面白さです。

個人的に好きな回をご紹介

今回は3つに絞って紹介します。特徴は全て古畑のセリフがかっこいいです。

第14回 しゃべりすぎた男|明石家さんま

部下の今泉が冤罪で捕まってしまった。今泉は大学時代の友人である真犯人の敏腕弁護士・小清水(明石家さんま)に弁護を頼んだ。

今泉を利用して罪から逃れようとする小清水に本気を出して今泉を助けようとする古畑のセリフはとにかく熱い。今泉が関わってるだけにいつも以上に真剣な古畑が見れます。最後は法廷での真っ向勝負。最後まで話が面白い物語です。

第17回 赤か、青か|木村拓哉

観覧車に爆弾を仕掛けた林(木村拓哉)は帰り際巡回中の警備員に見られ殺害してしまう。古畑は早々に爆弾魔と警備員殺しは同一人物と推測。早い段階で林を犯人と断定するが観覧車には時限爆弾が。時間までに赤か青どちらかのコードを切らなければ爆発してしまう。

ギリギリの状態から古畑は林に罠を仕掛ける。

序盤は林に翻弄される古畑が後半は見事にひっくり返す展開は見ていて気持ちがいいです。

林がしてやったりで澄ました顔を見せるが

「え〜今の聞いた?」古畑が口を開く。

ここからの巻き返しがカッコいい。

第35回 完全すぎた殺人|福山雅治

研究者の等々力(板尾創路)が爆殺される。犯人として疑われたのは同僚の片桐(戸田菜穂)。しかしそれは全て友人で同じく同僚の堀井(福山雅治)による計画的な殺人事件だった。堀井は数年前の事故により足が不自由になり車椅子での生活をしていた。片桐は堀井のかつての恋人で現在は等々力の恋人。嫉妬による犯行だった。

古畑の部下は堀井の思惑通り片桐を疑ったが古畑は違った。

クライマックスは田村正和と福山雅治の名演技にも注目。

令和の今でも

2021年主役の田村正和が亡くなりました。それから僕は結構な頻度で古畑任三郎を見てます。今でも本当に面白いと思います。同居人の彼女はまだ23歳で当然古畑任三郎を知らないと思ってましたが知ってました。それどころか彼女も好きでたまに見てます。世代を超えて愛される作品ていいですよね。

いつ。誰と見ても面白い。まさに最強のドラマ「古畑任三郎」をご紹介しました。

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