ビジネス書100冊チャレンジ。
11冊目はギクっとなってしまいそうなタイトル。
ある日偶然知り合った老人に「仕事は楽しいかね?」と聞かれた所から始まる。
この一冊のいいところは対話形式。僕が今まで読んできた中にもありました。
「夢をかなえるゾウ」「ユダヤ人大富豪の教え」どちらも読みやすいものでした。
本作はと言うとこれまた大変読みやすい本です。
教えてくれたことは常に試し続けること。11冊目にしてまたかと思ってしまう。
ビジネス書においてこの試し続けると言うことは定番のセリフらしい。
それだけこの言葉が重要とも言える。こうなってくると他の本との違いを探すことがこの本の魅力になってくるのではないかと考えられる。(サムネイル画像はAmazonから引用してます)
『仕事は楽しいかね?』基本情報
著者 デイル・ドーテン
2001年 出版
出版社 きこ書房
出張の帰りに、大雪のため一昼夜空港のロビーに足止めされた「私」。そこで出会ったある老人に、つい仕事で鬱積(うっせき)した感情をぶつけてしまう。老人は実は、企業トップがアドバイスをほしがるほどの高名な実業家。その含蓄ある言葉に「私」はしだいに仕事観を揺さぶられていく。
本書は、将来への希望もなく日々仕事に追われる主人公が、老人のアドバイスに自己変革のアイデアを見いだしていく物語である。それは、唐突に繰り出される老人の言葉とそれを問いただす「私」の会話で展開していく。たとえば老人は「目標を立てるな」という。「私」は、目標がなければ進歩の度合いが測れず、軌道修正もできないと反論する。しかし老人は、斬新なアイデアや商品がなぜ誕生したかを説き明かし、それらが目前の課題に集中した結果であることを指摘。また、世の中は自分が目標を達成するまで待ってはくれないとも言う。そして「遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る」「明日は今日と違う自分になる、だよ」などのアドバイスをおくる。
試すこと、日々変化が必要であること、偶然を見落としていること…。本書のこうしたメッセージは特別なものではないが、それを痛切に感じさせる語り口が独特である。「多くの人は他人を凌駕する人材になろうとしているけど、それを他人と同じような人間になることで達成しようとしている」などは、自分を振り返らせるのに十分である。
物語仕立てのビジネス啓発書としては「短編」の部類に入る本書。シンプルながら味わいのある1冊である。(棚上 勉)引用元:Amazon
『仕事は楽しいかね?』から学べること
目標よりも大切なのは試し続けること
マンネリを解消したくて変化をつけるために目標を作るが「今日の目標は明日のマンネリ」目標を作るなら「明日は今日と違う自分になること」これが唯一の目標だと老人は言う。
毎日試し続けるということ。
大事なことは遊び感覚でやって成り行きを見守るということ。老人は好奇心旺盛でワクワクしてる。新しいことへの挑戦を促している。「人は変化が嫌いだが試すことは大好きだから」試すことに失敗はない。仮にうまくいかなかったとしても最初に戻ることはない。このやり方ではうまくいかなかったという事実に辿り着いたのだから。
『仕事は楽しいかね?』を読んで変化したこと
大抵の成功者は一つのことを真剣に考え、何度も試してみる。アイデアを僕らは何度も素通りしてきた。そこに気付けるためにも論理的な考えだけではいけない。
その一方で問題と深く向き合うことで問題でなくなることもある。主人公の青年に老人は以下のリストを作るように言う。
・仕事でやったミスを書き出す
・問題点や不満を書き出す
・仕事に関してやってる全てのことを細かく書き出す
青年は後にこのリストを元に様々なアイデアを出すようになった。
「新しいアイデアは新しい場所に置かれた古いアイデアだ」
まとめ
話が面白いので一気に最後まで読めてしまう一方でかなり奥が深く感じる作品でした。
自分の内面と向き合いしっかり考えることと試し続けることが大切といってる気がしました。「成功とは右に倣えをしない」と言う話も面白いし何度も読み返したくなる一冊でした。