仕事

ケーキ屋の職業病

この記事はなりやすい病気の紹介です。予防法や対処法の説明は私自身の体験または同僚の経験を元に書いています。必ずしもこれが最善策とは限りませんのでご了承ください。

僕は歯医者の常連です。

カシヤです。職種ごとになりやすい病気ってあると思うのですがケーキ屋も結構あります。

・虫歯

私自身悩まされています。毎日数えきれないほどの味見をします。分担作業なので仕込みで砂糖が入ってないとか滅多に起こることではないものの、味見をすることによって大ごとになる前に止めることができます。また新商品の試食もあるので、一般の方とは比にならないほどお菓子を食べています。それによって虫歯ができる可能性は当然高いですよね。歯医者さんには食べたら歯を磨くように言われてますが毎回それはムリ!相談したところ水を飲むように言われました。それだけでも全然ちがうとのことです。水以外にもお茶や糖分の含まれていないものなら問題ないとのことなので、お菓子を食べたらせめてお水を飲んで歯についた食べかすを流しこみましょう。私も今実践してます。

・糖尿病

虫歯と同じくお菓子の食べすぎが影響してます。実際には予備軍の方が多いのではないでしょうか。病気ではないけど肥満の方ですね。年齢的にも私は30歳すぎてちょっと体型が変わってきてます(焦)

お菓子は脂質も糖質も高いものなので難しいですよね。これに関しては運動をするかカロリー計算をした食事をするかですよね。

・手荒れ、肌荒れ

この時期辛いですね。手荒れは特に肌の弱い女性はつらいと思います。クッキーの生地を仕込んで窯で焼いて洗いものをする。この一連の作業が肌を痛めつけます。砂糖も小麦粉も水分を吸収する性質をもってるので手の水分も奪います。そして焼きものをするとき高温の窯に手を突っ込むわけですから更に乾燥します。そのうえで使った道具を手洗いします。油汚れなのでお湯と洗剤を使います。お湯によって両手の毛穴をひらかせて洗剤でみずから手の大事な水分を落としてしまう。想像しただけで肌が荒れるのは当然ですね。しかも冬は寒くて空気が乾いてます。ケーキ屋に勤めて最初に出くわす職業病でしょう。対策は仕事終わりまたは寝る前のハンドクリームですかね。あとは悪くなったら早めに皮膚科などの専門医に相談することをおすすめします。

・腱鞘炎

腱鞘炎(けんしょうえん)こちらもケーキ屋に起こりやすい疾患です。一言で言うと指や手首の使い過ぎによってその付け根の部分を痛めてしまうことです。これが地味に痛いんです。しかも軽度のものは見てもわからないので周りの同僚に伝わらないという悲しい痛みがしばらく続きます。安静にすることがいちばんなのですがだいたい作業を止められないときに起こります。事前の手首のストレッチがいいとおもいます。

・腰痛

この職業は立ち仕事ですが中腰の姿勢が多いです。洗いものをする、チョコレートで名前を書く、生クリームを絞るときなど中腰というより腰を少し曲げたお辞儀の状態ですね。私はまだ小柄な分いいほうですが背が高い人の方が堪えるかもしれません。背が高い人もみんなと同じ高さの作業台やシンクで作業をするのでその分お辞儀をしなければなりません。腰痛もストレッチが効果的です。

・冷え性

寒さによって血行不良になりさまざまな二次的体調不良に陥るものでけっこう侮れません。寒い冬はもちろんですが温度に敏感なお菓子のために夏も工場内は冷房でよく冷えてます。それによって肩こりや先ほどの腰痛や疲労感さらには夜寝付きが悪くなったりします。こちらの対処法にもストレッチが効果的かもしれませんがそれより食生活の見直しが大事とよく言われています。

まとめ

意外と職業病の多い仕事です。立ち仕事はずっと座っているよりも健康って聞いたことあるのですがほんとかなって思っちゃいますよね。上記以外にも窯を扱うと慣れないうちは火傷したり、怒られすぎて精神不安定になるうつ病とか言い出したらきりがないのですが

私が言いたいことは兆しが出たら先輩やシェフに相談するなりして早めに対処することが大切ということです。みんな通った道なので1つや2つのいいアドバイスを聞けるかもしれません。

楽しく仕事をするためにも悪化する前に手を打ちましょう。

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