仕事

盲導犬てケーキ屋に入れるのかな?

ケーキ屋のカシヤです。今日犬を連れたお客さんが入店されまして。驚いたまわりのお客さんが少し取り乱すハプニングがありました。職場のケーキ屋はペットの入店を禁止しております。販売スタッフのひとりが慌てて「申し訳ございません。ペットの入店は…」その方は悪気があったわけではなくほんとに知らなかっただけのようで「もしよろしければ私が外で見てます。」とのスタッフの言葉に笑顔で応対してくださいました。事なき終えたのですが、ふと思いました。盲導犬ならどうなるんだったかなと。いいきっかけなので調べてみました。

まずそもそも盲導犬は身体障害者補助犬3つのうちの一つです。

身体障害者補助犬とは

身体障害者補助犬法で規定された盲導犬、聴導犬、介助犬のこと。

盲導犬

視覚障害者をサポートする犬。身体障害者補助犬のなかで一番知られています。

聴導犬

聴覚障害者の生活のサポートをする犬。インターホンや目覚まし、電話や赤ちゃんの泣き声まで、タッチをするなど様々な動作で知らせます。

介助犬

 身体の不自由な方の手助けをする犬。ドアの開け閉めや支持されたものを拾ってきたり生活の補助的な役割をします。

公益財団法人日本補助犬協会のホームページより賢い補助犬のお仕事を動画で見られます。ただただ、感心します。(リンク先は聴導犬のページになります)

身体障害者補助犬法について

厚生労働省によると平成14年に施工された法律で身体障害者の自立と社会参加の促進が目的です。法律の中でも注目すべき点を抜粋させていただきます。

 4.施設等における身体障害者補助犬の同伴等
国、地方公共団体、公共交通事業者、不特定多数の者が利用する施設の管理者等は、その管理する施設等を身体障害者が利用する場合、身体障害者補助犬の同伴を拒んではならない。
ただし、身体障害者補助犬の同伴により当該施設に著しい損害が発生するおそれがある場合などはこの限りではない。
民間事業主及び民間住宅の管理者は、従業員又は居住者が身体障害者補助犬を使用することを拒まないよう努めなければならない。
身体障害者補助犬を同伴して施設等(住宅を除く。)の利用又は使用する身体障害者は、その者のために訓練された身体障害者補助犬である旨の表示をしなければならない。

出典元:厚生労働省ホームページ 身体障害者補助犬法―ほじょ犬 より

まず補助犬の同伴を拒んではならないと書いてありますね。それと従業員が補助犬の同伴を拒まないように努めるとも書いてあります。要は一般の方が入れるところは補助犬も入れるということですよね。飲食店に従事する私だけではなく様々な方に関係するお話です。ホテルや交通機関で働く方はマニュアルなどがありそうな気もしますが、私は恥ずかしいことに全然知りませんでした。ただ問題は、”同伴により著しい損害の恐れがある場合などはこの限りでない”というのをどのようにとらえるかです。多少の損害ではなく著しい損害ですからね。うーん、むずかしいですね。

6.身体障害者補助犬の取扱い等
訓練事業者及び身体障害者補助犬を使用する身体障害者は、身体障害者補助犬の体を清潔に保つとともに、予防接種及び検診を受けさせることにより、公衆衛生上の危害を生じさせないよう努めなければならない。
国及び地方公共団体は、身体障害者補助犬が果たす役割の重要性について国民の理解を深めるよう努めなければならない。


出典元:厚生労働省ホームページ 身体障害者補助犬法―ほじょ犬 より

ユーザーにもやるべきことがあり、まず訓練を受けた補助犬だという表示があることと、補助犬を清潔に保つことです。そして公衆衛生上の危害を生じさせないよう努めると。公衆衛生上の危害って言われてもねえ。なかなかこれだという答えが出てきません。

飲食店・ペットオーナー・補助犬ユーザー

調べると補助犬はよほど見た目が不潔か補助犬の表示がない場合を除いて、ケーキ屋に入ってはいけないという法律はありませんでした。拒否するとしたら例の”著しい損害を恐れて”という場合ですがこれは従業員をはじめ、まわりのお客さんの理解が必要ですよね。”お店の中に犬がいるよ。やだな。””うちのペットは断られたのに”と思う方も中にはいると思います。それぞれの言い分がありますよね。

飲食店:多くの方に利用して欲しい反面、動物嫌いな方あるいは動物がケーキ屋にいることに不快感を抱く方のことも考慮したい。

補助犬ユーザー:法律で決まってるのだから補助犬を同伴する権利がある。

ペットオーナー:ペットは家族同然。補助犬がいいのになぜペットは入れないのか。

まとめ

今回補助犬はケーキ屋に入れるのかという素朴な疑問から書き始めた記事ですが考えるほど非常にデリケートな話になりました。私も犬好きなので悩みます。これはそれぞれの企業によって考え方が違うと思いますが、私の職場の場合

  • シェフが動物をお店に入れることに抵抗がある人
  • 職場のケーキ屋はお持ち帰り専門
  • ケーキ屋に動物がいることに対して疑問視してる方がいることも事実

以上のことを踏まえて、まずペットの入店は今まで通りお断りさせていただきます。スタッフが店内出入口にて接客します。これで特に問題はなかったのでこれからも変えなくていいと思います。そして補助犬に関してですが今後同伴されるお客さんがいる時は一緒に入店してもらおうと思います。今回調べたうえでペットと補助犬は別物だという印象を強く受けました。 補助犬はユーザーの方が生きていく上で欠かせない相棒のように思えます。そしてこの補助犬法はまだまだ認知されていません。私たち一人一人が今後考えていくべきことだと思うので、正直不安もありますが皆様のご理解を願うばかりです。今回の記事は見る方によって不快に感じる部分があるかもしれませんがこれはあくまでも今現在の私の考えです。あなたはどのようにするべきだと思いますか。まだまだ考える必要があるものだと思っています。

最後に盲導犬に街で出会ったらという記事のリンクを貼っておきます。

公益財団法人日本盲導犬協会盲導犬に街で出会ったら

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です