彼女と同棲して2年が経ちました。
僕は年齢こそ重ねていますが現在失業中、失業手当を申請中しつつ週2でアルバイトをしてます。
彼女はフリーターですがほぼフルタイムで働いていて手取りで20万近く稼いでいます。
それでも家賃光熱費は僕が全額払っています。失業手当も貯金も底を着いたら考えるかもしれませんが今はそのままでいいと思います。
家賃も光熱費も全額払ってる理由はその方がストレスがないからです。
お金が貯まらない状態。彼女の方が貯金額は多いです。
これはみんなもそうするべきだと言う話ではなく、僕みたいなタイプの人にはおすすめという話です。
僕はそもそもサバイバルスキルが足りないんです。
彼女は僕より15個年下ですが料理上手で、きれい好き、洗濯物もしっかり畳んでしまうタイプ。
一方、僕はアラフォーで一人暮らし15年ほどしてますが料理はたまにパスタやチャーハンなど本格的なものを1時間近く掛けてやるタイプ。こういう人いると思いますが料理に時間掛けてる人は間違いなく毎日は続けられません。
掃除はたまに本気で2時間ほど掛けてピカピカにする、洗濯物は乾いたらパッと取ってギュッとやって衣装ケースに詰め込んで終わり。
そんな人間がまともに同棲なんてできますか?
絶対揉めるでしょ。
同棲前に悩みました。ただその時点で僕は34歳だったんです。そこからすぐに人を変えることなんてできない。変える気がないとは言いません。現実的に考えてすぐに変えられるわけがないと言ってるんです。
ダメな部分はすぐにバレるし隠す必要はないかなと思ってます。
ちょっとずつ成長過程を彼女に見せていこうと思ったわけです。
この時点ではマインドを変えただけで中身は何も変わってません。
そしてもう一つ大きな理由として人目を気にしてしまう性格だからというのがあります。彼女に申し訳ないという思いがあるんだよという思いを込めています。
仮に生活費が折半だったら片身が狭い状態になっていたと思います。ましてや今は腰痛で退職して失業中。何してんの?って話ですよね。金もない無職の年上彼氏ってやばくないですか?
自分に言い聞かせて生きています。
私と同じタイプの人、つまり家事があまり得意でなく、かつ精神面が強くない人間におすすめのスタイルです。
同棲費用の内訳
決めてることは以下のこと
僕が払ってる、、、家賃、光熱費(70000〜80000円)
彼女が払ってる、、、食費(20000〜45000円)
他の雑費(ティッシュ、トイレットペーパー、ラップなど)は気づいた方が買ってます。
見てもらうとおわかりの通り食費は外食にしたり自炊するかどうかで費用の振り幅が大きいです。家賃、光熱費はそれほど差がないので支出が安定してるため生計が立てやすいのが利点です。彼女も元々一人暮らしをしていたので生活費はだいたいわかっています。当然家賃光熱費全額払うよと言われて嫌な気はしなかったと思います。
食費を彼女に管理してもらいたいというのがあったからこのシステムにしたというのもあります。
家賃光熱費を全額出すメリットと注意点
まずこれをすることで生活ができないとなってしまっては本末転倒ですが貯金額が多少減るくらいで生活できるのであれば精神的不安は減ります。(先ほど伝えた通り、僕のようなタイプの人間の場合のみ)
もう一つ、彼女が向上心のあるタイプなら節約してお金を貯めるため料理の腕が上がります。今では毎晩彼女の料理が楽しみです。
気を付けてる事として喧嘩してもお金のことは引き合いに出しません
自分で言い出したくせにカッコ悪すぎるので、揉めたときは話を聞き、自分の思ったことを伝えた上で冷静にその問題が起こらないようにするためにはどうしたらいいか考えます。
養ってあげてるという優越感はどうしてもありますが今揉めてる内容とそれとは関係ありません。
できる家事を率先してやる
僕は彼女に言ったわけではありませんがゴミ出しと洗い物は自分の仕事だと思っています。
ご飯を食べた後お皿を片付けてくれる彼女に「洗っておくからシンクに置いておいて」と伝えます。
朝は僕の方が強いので朝起きたら筋トレしてゴミ出しという流れが日課になってます。
これが面倒という人に対して僕なりのヒントがあります。
僕は長い間パティシエとして働いてきました。そこで身につけたことなのですがプロ意識を持って行動すると、度合いはそれぞれ違えどもどんな作業にもやりがいを覚えます。
このプロ意識とは何か?
一言で言えば後先をどれだけ考えて行動できるかです。
例えば、その辺で歩いてる人をバイトで雇って自宅の洗い物をしてもらうとします。
この人の作業と自分が洗い物をする作業が一緒ではダメなんです。
毎日やってる人だからこそ考えられるものがそこには必ず存在します。
僕の家ならワンルームなので洗い物を乾かすために置ける場所が限られています。
何も考えずに洗うと最後の方はすすいだ後の食器が置けなくなりますが、まず形の似てるものから洗って裏返しに置き、ちょっとずつ大きいものを次に洗う。そうしていくと全部洗うことができるなんてこともあります。
他にも、シンクの中でも割れ物を先に洗うとか、場所を取るからボウルや鍋はいったん違うところに置いておくとか。
考えるとリスクを回避する方法(割れ物を落とす、全部洗い切れない)や効率のいい洗い方(時短、水道費・洗剤の節約)、周りへの配慮(水道でテレビの音が聞こえない、彼女のくつろぎの時間を邪魔してないか)という細かいところまで頭が動けばそれはもはや洗い物のプロと言っても良くないですか?
ちなみに洗い物を綺麗にすると周りのシンクの汚れやコンロの汚れまで気になるようになります。
その頃にはこの洗い場は誰よりも早くきれいに、しかも周りを不快にさせずに片付けることができています。
最後に
僕は彼女に変わり者と言われてます。
そりゃそうでしょう。
でもなんだかんだ仲良くやってます。
意識してることはメリハリです。休んだっていいんです。ダラダラしたって構いません。でも、自分の番だと思ったら考えて動きます。仕事ではないので失敗したって笑い話です。うまくいけば彼女から感謝してもらえます。自分の中では昨日より早く、しかもきれいに片付けられた。ヨシ!なんてことを考えてます。
言いたいことはこの時点でストレスを感じてないということです。
家賃、光熱費を払ってるのも自分が気持ちよく過ごしたいというだけの理由です。