- ハリウッドスターの豪華共演作品
- 犯罪のスペシャリストが手を組みラスベガスのカジノの金庫破りに挑む
- 殺戮シーンなどがなく、緻密な計画の上、各々の特技を活かし連携して目的を果たそうとする姿は見ていて楽しいエンターテインメント作
- 気になる方がいるかわかりませんが集団犯罪映画です
#20 オーシャンズ11
基本情報
2001年公開のアメリカ映画
原題 Ocean’s Eleven
監督 スティーブンソダーバーグ
出演 ジョージクルーニー/ブラットピット/マットデイモン/アンディガルシア/ジュリアロバーツ
上映時間 116分
1960年「オーシャンと十一人の仲間」のリメイク作品。
本作のヒットにより「オーシャンズ12」(2005年)、「オーシャンズ13」(2007年)、さらに2018年にはキャストを女性陣にして制作されたリブート作「オーシャンズ8」が公開された。
さらに宝塚歌劇団ではこの映画を原作としたミュージカルを公演。2019年には宙組が7月まで東京宝塚劇場で上演予定。(サムネイル画像はAmazonから引用してます。)
あらすじ
ラスベガスを舞台に、アカデミー賞® 受賞監督のスティーブン・ソダーバーグと超豪華スター競演で贈るサスペンス・アクション。ジョージ・クルーニー演じるダニー・オーシャンは、腕利きだがクセのある仲間たちを率い、3つのカジノを同時に襲撃するという途方もない計画を実行に移す。標的はカジノのオーナーであり、ダニーの元妻(ジュリア・ロバーツ)と付き合っているベネディクト(アンディ・ガルシア)。ラスティー(ブラッド・ピット)、ライナス(マット・デイモン)、フランク(バーニー・マック)、ソール(カール・ライナー)他、役者は揃った。のるかそるか、史上最大の作戦が始まる。
引用元:ワーナー公式サイトオーシャンズ11より
オーシャンズ11の魅力① 豪華出演陣
本作はとにかく出演者が豪華。パッケージにも写ってる主要キャスト5名を紹介します。
ジョージクルーニー:ダニー・オーシャン
主人公を演じるジョージクルーニーは「シリアナ」(2005年)でアカデミー賞を受賞してるが知名度を大きく上げたのは本作なのではないでしょうか。大人の色気があり、かっこいいオヤジです。
泥棒であり詐欺師でもあるダニー・オーシャンは刑務所から仮出所したばかりですぐに次の仕事(犯罪)にとりかかります。本作の金庫破り作戦の立案者。別れた奥さんにはかなり未練がありそう。彼女と会う前に酒を一口含み気合を入れるシーンが好きです。ボタンを外してラフな服装だったのに次のシーンで彼女の前に現れる時にはしっかり蝶ネクタイをしてます。
ブラットピット:ラスティ・ライアン
日本ではブラピの愛称でお馴染みの超有名人。代表作は「セブン」(1995年)、「ファイトクラブ」(1999年)、「Mr.&Mrsスミス」(2005年)など挙げたらきりがない。
オーシャンの相棒的存在のラスティは交友関係の広い詐欺師。オーシャンから本作戦を聞きすぐに人を集めます。本作でもブラピ臭がプンプン。メンバーの中でもずば抜けてオシャレで目立ちます。ラスティはどういうわけか飲み食いしているシーンが多いです。初登場のシーンから至る所で驚くほどよく食べています。
マットデイモン:ライナス・コールドウェル
主演を務めた「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」(1997年)でアカデミー賞脚本賞を受賞。公開時すでに注目を集めていたものの彼の出世作は翌年の「ボーンアイデンティティ」(2002年)をはじめとしたボーンシリーズであって、本作ではアクション俳優という印象はなく若手注目株俳優という立場で登場。
ライナスは伝説の泥棒ボビー・コールドウェルの息子でスリを得意としています。メンバーの中では若く経験が浅くラスティから詐欺の指導を受けるシーンがあるがこれがまあ難題。
- 伏し目は嘘つき上目は無知
- 答えは短く 体は揺らさない
- 相手の目を睨まずに見ろ
- 明確に話せ でも印象は薄く
- 気に入られろ でも覚えられるな
うーん、ムリ(‘ω’)ノ
アンディガルシア:テリー・ベネディクト
マダムに根強い人気の俳優。代表作は「アンタッチャブル」(1987年)、「ブラック・レイン」(1989年)、「ゴッドファーザーPARTⅢ」(1990年)。甘いマスクの名脇役。
オーシャンが狙うカジノのオーナーベネディクト役。冷酷非道だが仕事もできる大富豪。オーシャンを早い段階でマークします。
ジュリアロバーツ:テス
個人的に好きな作品はピーターパンのティンカーベルを演じた「フック」(1991年)ですが、出世作は間違いなく「プリティ・ウーマン」(1990年)でしょう。出演料の最も高い女優と言われたこともありました。
メインキャストで紅一点。ベネディクトの恋人でありベラージオ美術館の館長。オーシャンの別れた妻。
オーシャンズ11の魅力➁ 映画舞台
”眠らない街”ラスベガスのカジノが舞台になっています。ベネディクトの保有する3つのカジノ「ベラージオ」「ミラージュ」「MGMグランド」はすべて本当にあるカジノです。
ベラージオの噴水ショーは有名で本作でも使われています。ラスベガスの夜景は華やかできれいです。あぶない雰囲気も漂わせていてそれもまた魅力になっています。
オーシャンズ11の魅力③ 飽きさせない音楽
豪華なキャストやカジノやラスベガスの夜景などビジュアルの効果はさることながら音楽もいいです。いくつか紹介します。
オーシャン達のスポンサーをする大富豪ルーベンによる”ベガス史上の三大強盗”の話で回想シーンのBGMで使われてます。
こちらも同じシーンで数秒使われてるだけですがインパクトありますね。
プレスリーの名曲をバックに華やかな夜のラスベガスの空撮シーンで気分が盛り上がるシーンです。
物語も終盤。派手なラスベガスでこの曲を聴くと妙にやりきった感があります。
まとめ・感想
人を殺さない紳士な集団強盗を犯罪者側から見てます。背徳感を感じずにエンタテインメントとして楽しめるのは
- オーシャンの一途な想い
- ベネディクトの冷酷な人間性
- 人間味のある仲間たち
- ポップな音楽
- ラスベガスのカジノという特殊な舞台
このような要素が犯罪を気にしないようにしてるのかと思います。性格は違いますがルパン三世に通じるものがありますね。悪党なのにかっこよく見えてしまう。続編もおもしろいですが「12」より「13」の方が私は好きです。いかがでしょうか?
オーシャンズシリーズはアクションシーンはほぼないものの、詐欺師ばかり登場するのでバレないかな。ミスしないかな。というハラハラがあり映画として楽しめるのだと思います。残酷なシーンもラブシーンも見たくないけど何も考えずに楽しめる痛快な映画が観たい人に本作は超おすすめです!