カシヤです。今日は私が菓子屋になったときに当時の先輩に行ってこいと言われて衝撃を受けたお店の紹介です。今でもあるので知らない方はチェックしてみてください。どちらも日本が誇る超有名店です。
京橋【HIDEMI SUGINO】(イデミ・スギノ)
東京駅からでも歩いていける距離にある京橋にあるイデミスギノはパティシエの技術を競い合う世界大会クープ・ド・モンド・ドゥ・ラ・パティスリーにて日本をチームリーダーとして優勝に導いた杉野英実シェフのお店です。もう10年前に訪れたお店ですがはっきり覚えています。平日にもかかわらずイートインスペースは満席ショーケースの前には人だかりでケーキは見えない状態。まさに絵に描いたような”the繁盛店“でした。銀座が似合いそうな奥様方をかき分けてやっとのおもいでショーケースにたどり着くと目の前に広がる洗練された西洋のお菓子の美しさに驚かされます。まだ食べてもいないのに。当時まだペーペーの私はケーキを溶かすかのような熱視線で頭に焼き付けようとしました。ケーキに夢中でショーケースに両手をつけてはしゃぐ少年のように。さらに驚くことにこの店にはシュークリーム、ショートケーキといった定番ケーキがないのです(当時)。これが”大都会東京のスイーツ”だと田舎者の私にはまぶしいものでした。イートインができるのなら是非店内で食べてみてください。1つはムース系のものを食べてもらいたいです。ゼラチンを極力控えてくちどけを大切にしてるというムースは温度の変化に影響されるものなのでその場で食べる方が絶対おいしいです。杉野シェフとはお会いする機会がありましてお話させていただいたことがあります。コックコートを着てるときは怖い印象ですが外でお話ししたときは気さくな方でこんな私にもいろいろお話してくださいました。
現在閉店してます。(追記2023/10/15)
尾山台【AU BON VIEUX TEMPS】(オーボンヴュータン)
もうひとつのお店は東急大井町線尾山台駅最寄りにあるオーボンヴュータンです。洋菓子業界いや職人として日本が誇るレジェンド河田勝彦シェフのお店でございます。70才過ぎて現役はかっこいいですよね。この方は今日本のお菓子業界を支えているトップパティシエの方々が尊敬しているシェフなわけで多大な功績莫大な影響を与え続けている洋菓子職人です。数年前に移転しまして(徒歩数分の距離です)私が初めて訪れたお店はもうないのですが河田ワールドは健在です。店の雰囲気、お菓子の種類、男性スタッフの多さに驚くこと間違いないでしょう。フランスの伝統菓子を中心にたくさんの洋菓子が並んでいてもはやここにはなんでもあるんじゃないかと思うほどです。
まとめ
いかがでしたか。私の言葉で2店舗の魅力をどこまで伝えられたかわかりませんが知らない方は少しでも興味を持っていただけたらうれしいです。ご紹介させていただいた2つのお店はお菓子がおいしいのは当然のことですが、さらにお客さんを虜にするそれぞれの世界観があります。そこにシェフのお菓子作りに対する真面目さが伝わってくるのでファンが後を絶たないのでしょう。ぜひ肌で、舌で感じてほしいです。
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【AU BON VIEUX TEMPS】(オーボンヴュータン)ホームページ