仕事

ケーキ屋と算数

ケーキ屋のカシヤです。

ケーキ屋で働くのは大変だろうと考える方多いと思います。私も働く前は同じ考えでした。でもケーキ屋がかっこよく見えたんです。やってみたいけど不安材料の方がたくさん出てきてしまう。

  • 給料が安い
  • 拘束時間が長い
  • 休みが少ない
  • 常に急いでテキパキ動くから疲れる
  • 体育会系で上下関係が厳しい 

こんなもんでしょうか。その不安材料の中に計算をすることが多いということが入ってますか?

これは経営者としてという意味ではないです。お金の話ではありません。

直径×円周率

こちらの公式を覚えていますか?これは円の円周の長さを求める公式です。小学校の算数で習います。義務教育なので大半の方が見覚えのあるものだと思います。私は当時こんなもの覚えて何か役に立つのかと疑問を抱いていましたが使う職業があったんですね~。しかも自らその職に就くとは(*ノωノ)

どのようなときにこの式を使うかというと丸い型を使って生菓子を作るとき。その型の内側に沿ってスポンジを帯状に巻き、中にムースを流して固めます。型をはずせば周りはスポンジで中はムースというお菓子ができあがるわけです。この帯となるスポンジをどれくらいの長さにすればいいのかといったときにこの公式を使うわけです。

突然ですが120の2割はいくつでしょうか?

先ほどの円周の公式と比にならないほど使うのが割合の計算です。上の問題の答えは24です。そして大事なのはその答えを出すまでの時間です。もしあなたがケーキ屋で働いていて10秒以上かかっていたら周りの先輩からは冷たい視線を感じることになるでしょう。

どんな時に使うのかと言いますと新作のお菓子が出たばかりの時、作ってみたらムースが少し多い気がした。そんな時に「2割減らして」とか「5%増やそう」なんて話になります。

計算はとってもかんたんです

まず1ケタ減らします。120でしたら12.0です。ちなみにこれが1割ですね。なので2割にするには2倍して24.0ということで

120の2割は24になります

いかがでしたか。私が初めて勤めたケーキ屋のシェフに言われて印象に残ってる言葉が次の言葉です。

ケーキ屋は頭が良くなくてもできるけど

頭を使わない奴には絶対にできない

ほかの職種でも通じる言葉だと思いますがいつだって考えている人は強いですよね。

おわりです

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